症状から探す
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頚椎症とは、加齢に伴い頚椎(首の背骨)の椎間板が変性したり、頚椎の後ろの関節が変形したりすることで首の痛みや肩こりなどの症状が出ている状態をいいます。ただし頚椎の変性そのものが首の痛みや肩こりの原因となっているかは、まだはっきり解明されてはいません。「頚椎の変性そのものが頚部痛の原因となる」との報告はありますが、症状が片側の後頚部(首の後ろ)や肩甲骨の部分、肩にある場合には、神経の圧迫によって症状が出ている可能性が高いと考えます。
中年以降、とくに50歳を過ぎたころに症状が出現しやすいため五十肩とも呼ばれています。加齢や過労により、肩関節を包む袋(肩関節包)の中で炎症が起こることによって、痛みが生じると考えられています。自然に治癒することが多いですが、経過の中で腕を高く上げることや回すことが困難になったりして日常生活に支障がでてきます。ときに夜間痛で眠れなくなることもあります。この疾患の経過は炎症期、拘縮期、寛解期という3期に分けられます。
腰痛の多くは、腰椎(腰の背骨)に負担がかかることで起こりますが、以下のような病気が原因となっている場合もあります。また腰痛症には「急性腰痛症」と「慢性腰痛症」があり、腰痛が発症してから1か月以内のものを「急性腰痛症」、3ヶ月以上続く腰痛症のことを「慢性腰痛症」といい、それぞれ治療が異なります。
股関節は足の付根にある大きな関節です。太もも側の大腿骨頭(だいたいこっとう)が、骨盤側のお椀の形状をした寛骨臼(かんこつきゅう)にはまり込み、大腿骨と骨盤をつないでいます。寛骨臼と大腿骨頭の表面は軟骨に覆われ、その周りは関節包に包まれています。
膝関節の軟骨が時間をかけてゆっくりすり減ることで、関節痛や変形が徐々に出てくる疾患です。また骨折、靱帯(じんたい)や半月板損傷(はんげつばんそんしょう)などの外傷、化膿性関節炎(かのうせいかんせつえん)などの感染が原因となることもあります。現時点ではすり減った軟骨は元の状態に戻ることはありません。90%が肥満、30%が抑うつ状態、15%が糖尿病を伴っているとされています。
第2次成長期の筋肉の緊張が高くなり、筋節(きんせつ)の滑走が悪くなる時期に多く発生します。成長期の若い人やスポーツ選手では大腿二頭筋(だいたいにとうきん:太ももの後ろの筋肉)や腓腹筋(ひふくきん:ふくらはぎの筋肉)、大腿四頭筋(だいたいしとうきん:太ももの前の筋肉)などに多く発生し、陸上競技やサッカーでは大腿二頭筋の肉離れが、テニスのサーブ時には腓腹筋の肉離れが発生しやすいといわれています。
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